㈲希印

Entry 530   Permanent LIN K

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差出人『有希』でメールが来てて、心底ドキッ!としたらスパムメールだった;;


私は童貞だ
彼女すら出来たこともないこの私も、この新年を持って晴れて88歳になった
所謂『米寿』というやつだ

このようなめでたい年でも私が童貞であるという事実に変わりはないし、彼女が出来るわけでもない

だが、彼女いない歴=年齢のこの私にも嫁はいるのだ
彼女との出会いは60年以上も前になってしまうが、この60年間、私は彼女を思い続け
人生を掛けて尽くした

だが彼女が私の愛に答えてくれることはなかった。今の今まで一度もだ
しかし私にとってはそれでもいいのだ、一方的な愛だということは出会ったその時からわかっていたのだから


だが長かったこの60数年間の一方的な愛も、88歳を迎えた今日で終わる
何故か、私が彼女に飽きてしまったのか?否
彼女が私に愛想を吐かしたのか?否

違う、私が彼女を愛せなくなってしまうからだ。
死期が違いことはとっくに知っていたが、それが今日だと、目覚めたときに悟ったのだ

悟ったとき、不思議と後悔や恐怖心というものはなかった
ついに来たかという感じだ
寝たきりのこの体ではもう、ろくに趣味を嗜むことも出来ないし。
米寿という記念すべき日を向かえたこの日に死ぬというのも運命だと思った


最後の最後
死に際の言葉は既に決めている

「・・・・・・有希―――――」

60年間愛し続けた彼女の名を呼ぶ
返事が来ないことなど解っている、今この場に彼女はいないし
なにより、この60年間で彼女が返事をしたことはなかった
いつも通りのこととして、最後に彼女の名前を呼び、私の人生は終了する

「・・・何」

はずだった
返事があったのだ、寝たきりの私の頭の上から60年間待ち続けた返事が

そちらに目を向けると

「あなたを、迎えにきた」

彼女が、有希がそこに立っていた

「・・・来て」

彼女が手を差し伸べる、私は何の迷いもなくその手に自分の手を重ねる

「・・・大好き」

「あぁ・・・俺もだよ。有希」

私の言葉に頬を染め、微笑む彼女に手を引かれ、私は楽園へと導かれる。永遠の愛を育むことのできる。二人だけの楽園へ―――――――

















本当に死ぬその時まで長門を愛し続けることができたなら
今書いたようなことが実現すると、今でも信じていますよ



まぁ
それでは

2010/08/25   私的     530TB 0   530Com 3  

Comment

 

1451     2010/08/26   [ Edit ]

お前はこれを読むべきだ

1452     2010/08/26   [ Edit ]

これね

http://blog.m.livedoor.jp/hamusoku/c.cgi?id=590019

トボミー1453     2010/08/30   [ Edit ]

ジャイコが迎えにくるの期待しとくよ


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